営業職員へスマートフォンのBYOD大規模展開、信頼がつなぐ20年の絆
大樹生命保険株式会社様
- 金融・保険
- 従業員数 10,001名以上
- CACHATTO SecureBrowser
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導入当初
- 社外からでもNotesメールを安全に利用できるよう、CACHATTOを導入
- 内勤職員でも社外へ行くことの多い職員を対象に展開を開始し、隙間時間や緊急時に活用
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現在のご利用方法
- 自身のスマートフォンで、安全かつ手軽に予定や地図を確認
- CACHATTO SecureBrowserのカスタマイズで起動できる他のアプリを制限し、セキュリティを維持
- CACHATTO SecureBrowserに環境を統一できるため、アプリ開発負荷が軽減
- 大樹生命保険株式会社 システム企画部 嶋 賢一 氏
- 大樹生命保険株式会社 業務推進部 加藤 健二 氏
- 大樹生命アイテクノロジー株式会社 テクニカルグループ 近藤 裕 氏
- 大樹生命アイテクノロジー株式会社 営業フロントシステムグループ 島田 雄一 氏
- (写真左から)嶋氏、近藤氏、島田氏
ITシステム導入にあたって、まずはツールの機能や性能から検討される方は少なくないでしょう。しかし、大きく差がつかないとなった際にあらためて重視されるのは、やはり担当者の当意即妙なサポートや、真摯な姿勢なのではないでしょうか。
生命保険で人々の暮らしを支え続ける大樹生命保険株式会社様。そこで2003年からの長きにわたって活用されているのが、社外から社内システムへ安全にアクセスできる「CACHATTO SecureBrowser(カチャット セキュアブラウザ)」です。
今回は「CACHATTO SecureBrowser」をご利用いただいている、大樹生命保険株式会社 システム企画部 嶋 賢一様、同業務推進部 加藤 健二様、大樹生命アイテクノロジー株式会社 テクニカルグループ 近藤 裕様、同営業フロントシステムグループ 島田 雄一様にお話をうかがい、ご活用の様子や、CACHATTOで今後実現したいことなどをお聞きしました。
年々ユーザーが増加し、2021年には営業職員のBYOD利用の促進のため8,000ライセンスを追加
―――CACHATTO SecureBrowserを導入されたのは2003年ということで、すでに20年もご利用いただいているなか、過去にもインタビュー取材をさせていただきました。当時は約350名で利用されていたとうかがっていますが、その後ユーザー数はどのように推移しているのでしょうか?
加藤様:内勤職員用のライセンスはその後も年々利用者が増加しまして、現在1,200ライセンスを利用中です。
また2021年秋からは、営業職員用のライセンスとして、新たに8,000ライセンスを契約し、利用状況に応じてライセンス数を調整しながら運用しています。
―――年々ユーザーが増えているようですが、部署単位などで一律に導入されているのでしょうか?
加藤様:会社として導入しているものではありますが、私物のスマートフォンでの利用(BYOD)になりますので、自ら申請した職員のみが利用する形を取っています。ただ、利用が推進されるよう情報提供を行なうといったことには随時取り組んでいますね。また、実際に利用している職員からは「活動がしやすくなった」、「便利だ」といった声も聞こえてきますので、そういったこともあって少しずつユーザーも増え、利用が広がってきているのではないかと思います。
職員自身のスマートフォンで、安全かつ手軽に必要な情報が得られる
―――新たにユーザーとなられた営業職員のみなさまは、日ごろCACHATTOを利用してどのような業務を行なっているのですか。
加藤様:弊社の社内システムを社外から閲覧するのに利用しています。具体的には、営業活動の予定を確認する、地図機能でお客さまを訪問する際の場所やルートを確認するといった用途が中心です。営業用のタブレット端末だけで活動していたころと比べて活動効率が上がった、便利という声がある一方で、アプリのバージョンや利用端末によって見た目や挙動に少しずつ差が認められる場合があり、導入当初は操作に苦慮する職員もいました。
―――8,000ものライセンスを一気に導入されるとなると、営業職員のみなさまに周知し浸透させていくのにも相応のご苦労があったのではないでしょうか。
加藤様:そうですね。幅広い年代の者が使うツールですので、使い方についてもマニュアル等々作成をして、分かりやすく教育をしていくようにしました。端末ごとに画面表示が違うといったことで少しつまずくケースもありましたが、実際に近しい機種を持っている職員の画面を見せてもらう形で対応しました。
営業部門は従来スケジュール管理にも紙の手帳を使っていましたし、その後、タブレット端末を導入したものの立ち上げに時間がかかるなどの課題がありましたので、自分のスマートフォンで、安全かつ手軽に予定の確認や地図の確認ができる点は、皆が気に入っているのではないかと思います。
e-Janネットワークスの真摯な対応には非常に満足している
―――営業職員様用のライセンス購入にあたっては、他社ツールとも比較検討されたとうかがっています。弊社やCACHATTOを選んでいただいた決め手は何だったのでしょうか?
嶋様:スマートフォンのBYOD環境を展開するというのは初めてでしたので、ノウハウを持ち合わせていないということもあり、e-Janネットワークスさんには「これはできるの?」「あれはできるの?」と非常に多くのご相談をさせていただきました。しかも当時なかった機能について「追加機能として実装できませんか?」とお願いすることもありました。
そんなとき、他社では「実装可能です」というご回答にとどまった機能も、e-Janネットワークスさんは「実装します」とお約束くださいました。あの時は大変心強かったですね。
例えば「セキュリティの観点よりセキュアブラウザからの他アプリ起動は、GoogleMap、電話機能のみ許可したい」という要望に対して、社内で実績のあるCACHATTO SecureBrowserのカスタマイズにて対応していただけるとのことで、大変助かりました。また、社内システムに安全にアクセスできるソリューションであるということが、非常にいい点だと思っております。
―――ありがとうございます。システムについてもご評価いただいているのですね。
近藤様:MDMポリシーによって、機能の制限や、スマートフォン側のセキュリティ設定などを制御できるのもポイントですね。
島田様:アプリケーション開発の観点では、CACHATTO SecureBrowserに環境を統一できたことで、主要なWebブラウザごとの挙動を考慮する必要がなくなり、開発負荷が軽減されました。
さらに多くの職員にCACHATTO SecureBrowserを活用してほしい
―――ここまでCACHATTO SecureBrowserの利用を推進してこられたわけですが、現在すでに必要な職員様には行き渡っているとお感じでしょうか?
加藤様:現在は全職員のうち、おおよそ3割弱程度がCACHATTO SecureBrowserを利用しています。営業的な観点からはもっと多くの職員に使ってほしいと考えていますので、まだまだ広めていきたいですね。今は予定や地図の確認がメインですが、ここから社内でのアプリケーション開発が進んで、より営業活動に活かせる機能が増えていけば、さらにユーザーが増えるのではないでしょうか。
―――上から号令をかけるのではなく、あくまで職員のみなさま自身が「使いたくなる環境」にしていくことで、利用を推進される姿勢に感服いたしました。CACHATTOが大樹生命保険様の1人でも多くの皆さまのお役に立てるよう、今後もサポートに努めてまいります。本日はありがとうございました。
大樹生命保険株式会社
大樹生命保険株式会社は、暮らしを支える「保障事業」を手掛ける生命保険会社です。お客さまのご意向に沿って必要な保障を選択できる「大樹セレクト」や、円建の保険商品よりも高い利率設定により、割安な保険料で充実した保障・年金を準備することができる外貨建商品など、お客さまのニーズや目的に合わせて、幅広い保険商品が用意されています。
本社所在地 | 東京都江東区青海1-1-20 ダイバーシティ東京オフィスタワー |
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創業 | 1927年(昭和2年)3月5日 |
従業員数 | 11,536名(うち営業職員 7,615名)(2022年3月31日現在) |
URL | https://www.taiju-life.co.jp/ |