ご契約社様向けに、検証用会社IDを無償発行していることはご存知でしょうか?

CACHATTOの本番サーバーを運用していると、「検証サーバーで動作確認をしてから本番サーバーに適用したい」というご要望が出てくることがあるかと思います。

そういったご要望に対応して、CACHATTOでは、本番導入済のお客様向けに、10ユーザー分のライセンスを付与した検証用会社IDの無償提供を行っております。

・本番サーバーバージョンアップ前のリハーサル
・本番に設定を入れる前の、お試し設定動作確認
・リプレースの際、新本番機用のサーバーを構築し、一旦会社ID登録を実施して任意のバージョンまでアップデートする用途

などにご利用頂けます。

以下に、詳しくどのような作業を想定しているかを記載します。


■1.本番サーバーバージョンアップ前のリハーサル

CACHATTOサーバーバージョンアップの際、例えばバージョン6.0.0からバージョン6.22.0に上げるなどの場合、段階を踏んでバージョンアップして頂く必要がございます。

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 (※バージョンアップ画面例)

この際、検証機をV6.22.0に上げて頂いて、その配下のユーザーで一度動作確認を頂くことで、もし何か設定の不整合や想定外の機能増加などがある場合に、事前に発見頂くことが可能です。

もちろん、バージョンアップにおいてそのような問題は生じないように開発をしてはおりますし、問題があった際はロールバック機能にて戻して頂くことも可能ですが、

お客様環境に依存する事象については事前に想定できないことがございますので、念のため事前に検証サーバーにてリハーサルされるお客様もいらっしゃいます。


■2.本番に設定を入れる前の、お試し設定動作確認

自社システムや新規導入グループウェアを連携されたい場合にも、検証用CACHATTOサーバーを動作検証にご利用頂けます。

CACHATTOにはバックアップ用のdatファイルを出力する機能や、ユーザー情報CSVを出力する機能があります。

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 (※バックアップファイル作成画面例)

よって、何かあった場合にはそれらから状態を戻すことはできますが、通常、本番サーバーには不測の事態を発生させるわけにはいきません。

また、本番で何か試した設定を戻し忘れるリスクもございます。

そのため、何かお試し設定をしたい場合の環境として、検証用会社IDを利用したサーバーをご利用頂くという用途も一般的です。

これであれば、例えば新機能が出た時に先に検証用サーバーをバージョンアップ・動作確認した上で、全社展開の価値ありと判断頂いて、事前に懸念を払拭した状態で、本番機適用作業を実施頂けます。


■3.リプレースの際、新本番機用のサーバーを構築し、一旦会社ID登録を実施して任意のバージョンまでアップデートする用途

リプレースの際、新旧本番機が存在することになります。

旧本番機は切り替えまで触らない状態にしておくのが一般的です。

CACHATTOの場合、同じ会社IDを持つ2台のCACHATTOサーバーがネットワークに繋がっていると、「ダブルポーリング」という良くない状態になってしまいます。

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 (※ポーリング情報画面例)

そのため、リプレースの場合は以下のどちらかで新本番機を構築することになります。

・一瞬だけダブルポーリングになることを許容して新本番機上に本番用会社IDで登録し、すぐに「ポーリングOFF」に切り替える

・別の会社IDで一旦登録

後者「別の会社IDで一旦登録」にて、検証用会社IDをご活用頂けます。こちらであればダブルポーリングになる時間をゼロにできます。


■まとめ

いずれにせよ、CACHATTOサーバー運用上、検証用サーバーをすぐ利用できるような状態で持っておいて頂けると、様々なシーンで何かアクションを起こす際の心理的負担を軽減してくれるため、管理者様のメリットにつながると考えております。

改めまして、検証用ライセンスの概要は以下の通りです。
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・利用可能ユーザー数    : 10ユーザー
・利用可能機能、オプション : 本番機と同様
・CACHATTO SecureContainer : 10ユーザー
・CACHATTO Private Connect : 10ユーザー
・Splashtop for CACHATTO  : 利用不可
・費用           : 無償
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申し込み方法など詳細につきましては、

CACHATTOサポートサイト>管理者向け申請書類・提出書類>CACHATTO検証用ライセンス申込書

にてご確認ください。

以上、よろしくお願いいたします。