本日は、ADのパスワード変更時に CACHATTO と連携中の各種サービスのパスワードを一括管理する「共通パスワード」機能についてご案内します。
「共通パスワード」機能とは、メールサーバーやポータル、ファイルサーバーで同一のパスワードを使用している場合にパスワードを共通化する機能です。

「共通パスワード」機能の設定手順は以下の通りです。

■ 共通パスワード有効化手順
1. 管理画面→サーバー設定タブ→セキュリティポリシーに移動
2. ユーザー機能制限にある[>> カスタマイズページ]をクリック
3. ユーザー設定の「共通パスワード」の表示設定にチェックを入れる
4. クライアント端末から CACHATTO にアクセスし、ユーザー設定→パスワード設定の共通パスワードにADのパスワードを入力
5. 管理画面→メールサーバー設定の画面右上にある「共通パスワード設定」をクリック
6. ADのパスワードと連携中のメールサーバーに対して共通パスワード機能を[使用する]に変更
7. 管理画面→ポータル設定の画面右上にある「共通パスワード設定」をクリック
8. ADのパスワードと連携中のポータルに対して共通パスワード機能を[使用する]に変更

上記の設定完了後は、ADのパスワードが更新されたタイミングでユーザー設定→パスワード設定の共通パスワードを更新してください。

また、CACHATTOログイン時にAD/LDAP認証を使用している場合は、手順「1〜4」の代わりに以下の設定を行ってください。

・管理画面→ユーザー設定タブ→ユーザー情報→ユーザーID選択→認証方式の「ログイン時に共通パスワードを更新する」にチェックを入れる

上記設定を行うことで、CACHATTOのログインに成功したパスワードがログインの都度、「共通パスワード」に挿入されます。
これにより、ユーザーが CACHATTO のログインに成功した時点で、共通パスワード設定を有効化した各種サービスのパスワードが更新されることになります。

■ 共通パスワード設定時の注意点
「5」以降の手順は全ユーザーの共通パスワードを更新してから実施してください。
共通パスワードが更新されていない状態で「5.」以降の手順を実施すると、パスワードブランクの状態で各種サービスのパスワードが更新されます。
ブランクの状態でパスワードが更新された場合、本機能を有効化した各種サービスが正常に機能しなくなりますのでご注意ください。

なお、弊社では「共通パスワード管理機能設定マニュアル」を用意しています。
本機能の詳細につきましては、こちらのマニュアルをご参照ください。
※ 各種マニュアルはサポートサイト→マニュアル・資料ダウンロードより入手可能です。


本件につきまして、ご不明点等がございましたら、CACHATTOサポートセンターまでお問い合わせください。